2010年2月27日号。<本人は無意識なのだろうが、あなたが日の丸をまとった時の美しさ優雅さを、真央ちゃん、私は一生忘れない>。
2010年2月27日号。<本人は無意識なのだろうが、あなたが日の丸をまとった時の美しさ優雅さを、真央ちゃん、私は一生忘れない>。 3時半起床。大阪。 それはこれまで見た涙の中でもっとも凜としたものであったかもしれない。浅田真央選手がインタビューで流した、宝石のようなしずくは。 超一流のアスリートが試合を終えて流す涙には二種類あるだろう。勝利の歓喜によるもの。あるいは失敗への悔しさが呼ぶもの。しかし、今回の浅田選手のそれは、どちらでもなかったように私には思われてならない。 私たちのうかがい知れぬ次元のものを超克した果てに滂沱として流れるものであり、仏像のような彼女の美しさとあいまって、ある種の宗教的なものすら私は感じたのであった。いいものを見ました。 だからホントは生放送で見たかったのである。にもかかわらずあの時刻は『たかじんのそこまで言って委員会』の収録の真っ最中。演技の時刻が