2010年2月18日号。<スケートの結果を評してヨイショ大マスコミと冷徹な一線を画する清水宏保さんの驚嘆すべき名文>。
2010年2月18日号。<スケートの結果を評してヨイショ大マスコミと冷徹な一線を画する清水宏保さんの驚嘆すべき名文>。 4時半起床。 目が覚めるとカーテンの隙間から見える漆黒の空から霏々として雪片が落ちている。軽井沢に帰っている時はこういう目覚めが好きなので、いつも窓の外が見えるようにしているのだが、東京でこんな夜明け前を迎えるとは思わなかった。 空が明るくなっても雪はまだ降り続いている。テレビはバンクーバー五輪を流している。降雪の中で見る競技風景はまた違った印象を与えて、太平洋を隔ててはいるものの同じ北半球の冬の空の下にいるのだと思うのである。今年の豪雪に困っている雪国の人々には申し訳ないが、雪が降っている東京の朝は、何か少し嬉しい。 昨日はかなり過酷な一日だった。16時間ほど固形物を口に一切入れずにキーボードに向かう。しかし、暖房を入れた部屋では身体から水分が奪われ続けている