2008年3月27日号。<道路にタカるためならあとだしジャンケンでもなんでもあり「農道を一般道に」だって>。
2008年3月27日号。<道路にタカるためならあとだしジャンケンでもなんでもあり「農道を一般道に」だって>。 5時起床。 夜遅くまで仕事場で雑用を片づけて、やれやれと夕食を摂りにというか、呑みに新宿方面へ出かける。 車が四ツ谷見附あたりを通過すると、ざわざわとした想いが私の中をかけぬける。視野の端に夜目にもあざやかなものが通りすぎていくのである。 桜だ。四ツ谷土手の桜がもうほとんど満開になっていたのである。文藝春秋に勤務し、その後は番町近辺に仕事場を構えた私にとって、人生のさまざまな場面でこの桜の下を歩いてきた。 今年は、こうやって夜遅くに、一日の仕事をようやく終えて、通りすぎる刹那に車窓から目にするのが何かふさわしい気がする。 感傷に浸っている暇さえない。私はいま、忙しいのだ。それだけ、よく生きているのだと頷くのである。 とはいえ、もう何が何だかわからなくなっている分量の