2013年7月6日号。<すめらぎと たみくさの肩ともどもに 濡らして降るは ひのもとの雨>。
2013年7月6日号。<すめらぎと たみくさの肩ともどもに 濡らして降るは ひのもとの雨>。 3時起床。 あまりに毎日、健全な生活をしているせいか、いや、歳のせいか(笑)早く起きてしまう。新聞がまだ来ないので散歩を兼ねてコンビニに行く。4時ごろから空は碧の力が次第に増す。不思議なもので、もう少し明るくなるとむしろ白々として来るのである。 風が、ある。今日は酷暑だと言っているが、まことに心地よい風がひとつのリズムを持って吹く。私はいくつかの島々を思い出す。波と風の音が互いに戯れあうような場所を。ほとんどは大きな海を渡ってきた風であった。人々が目覚める前の、太平洋を持つ東京も、そうなのかも知れない。やがてこうした営みはにんげんが作る混沌の中に消えて行くのだろう。朝、生まれたままの東京。 その反対のくたびれ果てたような東京を、私は昨夜、歩いていたのであった。『SPA!』『日経パソコン』と