2010年1月17日号。<15年目を迎えてもなぜ涙が止まらないのだろう。私の人生を変えた1月17日がまた巡ってきました>。
3時半起床。大阪。 真っ暗な夜の底がここ大阪でもざわめいていると感じるのは、あの1月17日を経験した人間独特のものであろうか。 5時を過ぎてテレビをつけるとしかしそのざわめきは現実のものとなる。あの阪神淡路大震災から15年目の1月17日を迎えた。 早いなあ。10年の時は「まだ10年か」と思ったがそこからの5年はあっという間であった。またいつか書くこともあるかと思うが、私たちが肌で感じる時間というものは自分が生きてきた人生の長さの中での相対的なものだと言う。13歳の子どものとっての1年は人生の十三分の一であってとてつもなく長いものだ。しかし80歳の老爺のそれは80回繰り返してきたことの一度に過ぎない。 追悼の時刻が来た。ホテルの部屋で流れる中継の映像を見ながら黙祷をする。今年は皇太子殿下がお見えになるとのことだ。今日は神戸で講演なので、そこでホテルをとろうとしたらチェックインの時刻