にっぽん玉砕道
にっぽん玉砕道
発売日:2012/6/21
ヌルイぞ! 日本
朝日新聞、高野連が子供と社会を壊す!
玉砕道とは「死ぬ気で事に当たる、死んでいった先人に思いを馳せる」こと・・・。
「勝つことを目的とする」高校野球を主催しながら「世界に一つだけの花」的なるモノを賞賛する朝日新聞。なぜ高校野球で当たり前のことが社会では忌避されるのか。
「無から甲子園10回」を実現した「野々村玉砕野球」と偽善と闘う「勝谷玉砕論」にはヌルい日本を立て直すヒントが満載。あの「腹を切りたい」「末代までの恥」発言で有名な野々村直通監督がど派手スタイルはそのままに、直球ど真ん中の言論を引っさげてヌルい日本に殴り込み。
舌禍事件の最中に唯一援護射撃を行った勝谷誠彦氏とのタッグで「日本への喝」が炸裂。
「舌禍事件、高校野球、朝日新聞、江田島教育、体罰、玉砕」とタブーなしのテーマに挑む。
「5年で甲子園」を有言実行した野々村氏のマル秘指導法と、勝谷氏がズバリ突くこの国の病巣のカラクリを知れば、「日本人の進むべき道」が見えてくる!(本文より抜粋)
野々村 江田島で子供たちが学ぶのは、死です。人間はどうせ死にます。では、どこで死ぬのか。参考館に遺書が納められている彼らは、それがわかっていました。死ぬ場所、死に方、死ぬ価値がわかっていた、考えていた。だから明日死んでいくのに笑えるんです。
老衰で死ぬのも、人を殺して死刑囚になって死ぬのも死ですが、自分が、このたった一つの命を捨てて、自分の愛する家族が幸せになる。いい日本が来るっていうのなら、こんな命いつでも捨てますよと言って、彼らは死んでいっているのです。その死を、高校野球ごときは、覚悟していないのですよ。勝谷 そうか、だから玉砕なのか。
野々村 そうなのです。だから、死を覚悟しなくても、少なくとも近づけと言い聞かせています。死ぬ気になったら、何でもできるだろうと発破をかけます。でも、お前たちは死なないのだからとそこまで言って、私はいつもこう続けるのですよ、「バッターボックスには命をかけて入れ、そうでなければ許さない」と。