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4時起床。
大衆受けを狙うニュースは各局ともかならず朝に出勤する勤め人の方々をインタビューして「いや、ワールドカップを見てしまうので、眠くて眠くて」というコメントを流す。記者クラブ根性に染まり切ったこの国の大マスコミは横並びが文化の基本中の基本なので、このセリフがないとはじまらない。まず、前振りとして「どれほどひとびとがコーフンしたか」を置いてから、ようやく試合の内容に入るのだ。特に日本が負けた場合は。気の毒な若いディレクターはそうしたコメントがとれないと「もう一回、新橋駅前へ行ってこい」としばかれる。でもそんな時刻、まだフツーのサラリーマンはそうそう出ていないんだよなあ、と同情しつついつも観ている私である。
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