2011年12月30日号。<バンコクでは洪水の爪痕はほとんど見えない>。
2011年12月30日号。<バンコクでは洪水の爪痕はほとんど見えない>。 3時起床。バンコク。だから日本時間では5時ですね。急いで書かねば。 本来の目的であった洪水の影響を観るためにバンコクに戻ってきた。観るといってもいつものようにぶらぶらと歩くだけだ。 どこに行こう、と考えてまずは王宮に向った。王宮と隣接するワットプラケオに水が迫っている光景にもっとも衝撃を受けたからだ。そして何よりも入院されておられるプミポン国王陛下がお元気になられることをこの国の最高のお寺で祈りたかった。 しかしそれらの見慣れた場所は「そんなことあったの?」というほどにいつもと変わらなかった。これは、タイのみならず私が訪れる多くの国でありがちなことだ。あれだけクーデターが繰り返されたマニラでそのことをもう知らない世代が育っている。ここバンコクでもついさきほどまでは黄色派と赤派がお互いの指導者を狙撃するほど対