2011年3月30日号。<日本国の悲劇を100億円で食い物にしようとしている奴らがいる。これまでしてきたように>。

 2011年3月30日号。<日本国の悲劇を100億円で食い物にしようとしている奴らがいる。これまでしてきたように>。  3時半起床。軽井沢。  この日記を半ばまで書いたころ、妙義山の左側から、血のように丸い丸い円盤が登って来る。まるでいま、日本国が流している血のように思われて、私はおもわずこうべを垂れて黙祷するのである。しかしそれと同時に日本国、大和島根というものを深く身体の中に感じる。なんとかしなくては、なんとか。  今日は東京へ戻りつつ、食べ物雑誌のロケがある。こんな時に、とは思いたくない。震災の前にオファーがあった仕事だ。こんな時だからこそ、自分に与えられた仕事を誠実にこなしていきたい。とはいえ、こんな時だから飛び込んでくるやらねばならないこともある。そちらも入れるものだから、あまり寝る時間がなくなって来る。この日記も当社比何割増しかで、書くのに時間がかかっているし(笑)。  とにか

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