2010年8月15日号。<あなたたちができなかったことをなすべき義務を私たちは負っている。日本国のために散った英霊よ>。
2010年8月15日号。<あなたたちができなかったことをなすべき義務を私たちは負っている。日本国のために散った英霊よ>。 4時半起床。西宮市の方の実家。 あの日から茫々65年。まだしもあの日の方がよかったと思うのは私だけであろうか。 もちろん悲惨であった。死は目の前にあった。だがそこから先には青空が広がっていた。失うものはなく、日本人の底力を信じていれば必ずその先には未来がひろがっていると思うことができた。 いま、死は目の前にはない。敢えて言うならば本当ならば死んでいる人間を救うために額に汗をしている良民常民が苦しんでいる。死は遠くなり、義はもっと遠くなった。そしてそれらを取り戻すすべを私たちは知らないのである。 あらゆることの手続きがややこしくなった。私は時に、後進国に生まれていればと思うことがある。そうした国ではエリートは軍人だ。がんばって軍に入り将校になって、中佐か大佐に