2010年8月14日号。<亡き母の 贖ひし本を ひらきをり 蝉時雨聞く 我も古りたり>。

 2010年8月14日号。<亡き母の 贖ひし本を ひらきをり 蝉時雨聞く 我も古りたり>。  3時半起床。今日は『あさパラ!』の生放送があるので、西宮市の山の中にある実家の山荘から行くにはこの時刻に起きて日記をお送りしないと間に合わない。  5時を過ぎるとようやく空が白んで来る。今日は雲が多いようだ。光の気配を感じて蝉がもう啼きはじめるのである。阪神淡路大震災も乗り越えたこの家は古びていているが、庭ばかりはそんなことは関係ないかのように樹々が今を盛りと生い茂っている。軽井沢の拙宅と同様、斜面を買ったようなものであって(笑)しかし広いことは広い。いちばん下を川が流れていて、一昨夜の台風による大雨のせいで、そこを流れる川の音がはるかに響いて来るのである。  昨日、番組に行く前に老父と川まで降りた。もうそこまで降りるのもよちよちとした感じになってしまった。しかし「誠彦が来るというので職人を入れて

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