2009年1月2日号。<日本人どうしがお互いに助け合うところにイデオロギーを持ち込もうとする売国奴どもに注意せよ>。

 2009年1月2日号。<日本人どうしがお互いに助け合うところにイデオロギーを持ち込もうとする売国奴どもに注意せよ>。  5時起床。  いま、軽井沢では午前7時の5分ほど前に日の出となる。  太陽そのものが姿を現す前に、空がほんのりと明るくなると、ベランダの木製のデッキがきらきらと輝きだす。  雪なのかあるいは霜なのか、はらはらと積もっている結晶たちがきらめくのである。それはまさに「地上の星」であり、私はこの瞬間が大好きだ。キーボードを叩く手を止めて、いつまでも窓のそばに立っている。  日の出の時は晴れ渡っていた空がさきほどから曇り始めた。都心にいると「曇り始める」というのはいつのまにか迎えている現象だが、日本海側と太平洋側の気候のちょうど接点にあたる軽井沢にあっては、もっとそれは視覚的なダイナミズムを伴っている。  拙宅の背後から、文字通り雪雲がどんどんと流れ込んでくるのである。  離山

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