2008年11月17日号。<小説にしてみて小説にすらならないと感じたマンガ太郎の給付金バラまき>。

 2008年11月17日号。<小説にしてみて小説にすらならないと感じたマンガ太郎の給付金バラまき>。  3時起床。  小説『マンガ太郎は花咲爺』。  ああ、そうか、今日がその日だったか。  いつものように良民常民の方々にに配信するメールを書きながらテレビをつけた私はため息をついた。  大日本テレビでは、喋るということができない痴呆局もとい地方局の女子アナが叫んでいる。  「見てください!これ、ぜんぶ、給付金受取りの紙なんですよ」  手にはトランプのように、キラキラと輝く紙を拡げている。独立行政法人造幣局が、偽造防止のために、そのあらゆる技術を投入して刷り上げた、給付金受取り証書だ。  何でもICチップが入っているらしくそのために「独立行政法人ICチップ普及機構」が設立されたことが、先日小さな記事で新聞に載っていた。  「モネさん、どうして、そんなにたくさんの証書があるんですか?そこ、どこか

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