2019年12月13日号。<EU離脱を決めるイギリスと一気に若返るフィンランドは、国政選挙のあるべき姿か>

 おはようございます。ヨロンです。

 昨夜の『新・血気酒会』は準備が間に合わず、せっかく貴重な話も伺えたのに、トラブルの多い回となってしまいました。「いつものことだろう」というツッコミは置いといて、楽しみにしていた方にはお詫びします。
 直前でカメラが壊れたとか、iPadの映像を表示させるコネクタが見つからなかったとか、Wi-Fiが切れてしまったとか、言い訳はせずに、とりあえず見やすく編集したものを明日か明後日にお送りできるようにします。今後はライブをやめて収録だけにするという手もありますが、やはりトラブルを減らしてライブの質を上げていくのが正しいのか、とも考えています。
 後半、鯉川酒造(山形)の佐藤社長からいただいた『Beppin』 という酒を呑みましたが、これが優しい味で旨かった。乾杯は、いろいろなイベントで一緒させていただいている読者の大河内さんから差し入れていただいたビール、そしてつまみもいただき、番組が終わる頃にはすっかり4人ともいい感じで酔っていたのですが、それから事務所前にある「Post食堂」に行き、閉店まで打ち上げを行いました。

 いきなり地味(失礼)なニュースですが、私にも関係しているので
<井出庸生さんの自民入り意向に歓迎や困惑 衆院長野3区>
https://www.chunichi.co.jp/article/nagano/20191212/CK2019121202000036.html
< 衆院長野3区選出で無所属の井出庸生衆院議員(42)が、自民党入りの意向を固めた。選挙戦で井出さんに挑みながら苦杯をなめてきた県内の自民党関係者からは歓迎の声が上がる一方で、井出さんを支えてきた野党側には困惑が広がった。>

 井出さんと最初に会ったのは、確か2010年の参院選でした。民主党の北沢俊美参議院議員のやりかたにどうしても納得がいかなかった私は、夜中のファミレスの駐車場で、このときみんなの党から立候補していた井出さんと立ち話をし、民主党の高島陽子県議(参院選では候補者)と地域政党を作ったらどうかと持ちかけたのでした。
 結果は地域政党を作ることはなく、井出さんも高島さんも落選となったのですが、井出さんは2012年の衆院選で比例復活し、国会議員としての道を歩み始めました。
 ところが、特定秘密保護法案に反対したことからみんなの党を離脱。結いの党に参加。その後、結いの党が日本維新の会と合流して維新の党となり、民主党と合流して民進党に。そして2017年の希望の党騒動の中見事当選するも、その後の国民民主党には入らず無所属でいました。

 政界の風を読みながら政党を変えていく議員は多いのですが、彼の場合は自分の政治的意志で党を離れたのはみんなの党だけ。それ以降は政党の離合集散に翻弄されることとなってしまったのです。それだけに、すぐに無くなりそうな国民民主党には入らずに、自民党に入るという選択は納得いくものでした。
 昨年、橋本岳さんと3人で会って食事したことがあったので、岳さんが自民党入りを仲介したのかと思ったのですが、そうではなく独自に県連と話を進めていったようです。

 細野豪志、笠浩史、山口壮、そして今回の井出庸生と、少なからず私が関係した議員が次々と自民党入りしているので、まるで送り込んでいるような錯覚もあります。彼らは悩みに悩んで、このまま野党にいても自分の政治家としての活動が続けられないと考えて、自民党に入ったのです。細野さんと山口さんは、政策的なものというよりは党への不満と立場によるものと言えますが、ずっと不満を言い、足を引っ張りながら党を離れられない議員よりは良いような気がします。
 井出さんの自民党入りは、政界を揺るがすようなものではありませんが、長野の政治地図にはかなり影響があるので、もともと長野の民主党を潰したかった私としては注目しています。とはいえ、あの「長靴政務官」の務台俊介衆議院議員(自民党比例北陸信越ブロック)と仲間になるというのは、どうにも納得いかない。好き嫌いを言ってもしょうがないのですが。

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