2018年8月12日号。<軽井沢拙宅で、スタッフ全員まだ雑魚寝中。これ書き上げても、誰も起きて来ない>

  • <日中首相が祝電交換/平和友好条約署名40年>
  • <ゴルバチョフ氏、翁長知事に追悼文>
  • <コミケ94/に3年ぶりのコスプレ参加 目指すは『コナン』キャラ制覇>

 

 4時起床。軽井沢の自宅。
 さきほどまで、霧のような雨が降っていた。これはいつものことで、その霧が私の庭の木々の葉に宿り、やがてまとまると水滴として落ちる。すると室内にいる私も、外は雨なのかと知るのである。水滴が落ちるためには、風がいる。それが木々の間を渡っていく音も良い。
 この歳になって、ようやく家と馴染んできた気がする。最初は、高望みのモデルか女優とつきあったいたようだった。自分で設計の基本を組んだくせに、ちっともつかいこなしていなかった。だが、いまとなっては、あの歳で、よくこれだけの構想を持った家を建てたものだと思う。


 なにごとにもタイミングというのはあるのですね。いま、同じことをやれと考えたら「面倒くせえ」のひとことで終わり。地元の工務店に「テキトーに作って」だろう。私だけでなく、設計してくれたひとも、施工してくれたひとも、人生の夏であった。その遺産で、朝の風を受けながら、こうして書いているのは、まことに幸せである。

 などと冷静ぶって書きながら、私は自宅の現状を把握していない。公安なら外から遠隔で音をとる状況だ。あさま山荘も近いことだし。家の中に、何人かがいるのである。昨夜『血気酒会』には、マネジャーのT-1君、高橋「ヨロン」茂さんが、もちろん必須メンバーとしていた。みんなで「あさま」に乗ってきた。
 家の前にくるとたむろしている人々がいる。『血気酒会』来てくださいね、は呼びかけたので当然のことだ。もう一本前の「あさま」に乗るべきであったと、悔やんだ。そのあとの宴会ぶりは、オンエアで見ていただいた通り。いつものように、私は酒に弱いので(どの口で言う)「お先に」と寝たが、みんなはそこから楽しんでくれたようだ。
 起きていま。誰が自宅にいるのかまったく把握していない私。あちこちから寝息が聞こえてくるが、誰が誰やら。高校生の合宿状態である。 
 この家を建てるときには「塾」のようなものになればいいな、と考えていた。だんだん、そうなってくるようで楽しい。しかし、今日の朝飯はどうするのかな。米も、もうないぞ。その前に追い出すか。
 そうそう。追記です。ここのところの、日記の日付が狂っていて、ごめんなさい。パソコンそのものが狂っているので、ついそちらのことを考えて、ルーティンがおろそかになっていた。ここまで同調すると、やはりだれかがやらかしているのではないかと妄想するのだが、その日を教えてくれるソフトが狂ったのだ。だから、毎日、手動で私が日付をいれているのだが、自分では何もできないヒトなので、かかる始末に。ごめん。

 もちろん予定稿なのだろうが、5時にこれを打つというのは、媚支那外交をしているわが国の意向を受けている大マスコミらしいと言っていい。
 <日中首相が祝電交換/平和友好条約署名40年>
 https://www.nikkei.com/article/DGXMZO34080100R10C18A8EA3000/
 <安倍晋三首相と中国の李克強(リー・クォーチャン)首相は日中平和友好条約の署名40年を迎えた12日、祝電を交換した。安倍首相は「両国は地域や世界の平和と繁栄に大きな責任を共有している。手を携えて協力を深め、国際社会が直面する諸課題の解決に貢献し、その期待に応えていきたい」と強調した。年内に訪中し、日中関係を新たな段階に押し上げたい考えを示した。
 李氏は同条約を含む日中の4つの政治文書を順守する重要性を指摘した。「互恵協力を深め、意見の相違を適切にコントロールし、中日関係の長期的で健全かつ安定した発展を推進していく」とした。>
 悪い奴にひっかかったな、思う。田中角栄首相は得意満面で、北京で漢文で詩まで作ってみせた。小学校しか出ていないおっさんが、漢詩を作ったかと世間は尊敬を深めたが、あんなものは詩でも何でもない。漢字を並べただけだ。漢詩の難しいところは韻を踏むことであって、それもいまの支那語でできていないと。できているわけがない。ただ、角栄が漢字が読み書きできるということには驚いた。
 祝電など、どうでもいいのである。支那と交流するようになって40年。その間のメリットとデメリットを特集するべきが、取材力を持つ大マスコミの責務ではないか。支那の市場がモノを買うということは、まず外そうではないか。世界中の国がやっている商売だし、それ以上に、支那が作ったバッタもんを、私たちは買っている。
 大切なのは、外交と安全保障なのだ。商売は、どうでもよろしい。なぜ安倍晋三首相は「尖閣諸島を巡る問題などが、正しく解決されることを願います」の一文をいれなかったのか。役人が悪いのか。安倍さんに勇気がないのか。役人がダメでも、そこを突き抜けるのが政治家の勇気だと思うのだが。
 「友好は大切にしつつ、領土問題など、お互いに言うべきことは言える関係を、構築していきたいと思います」。私が首相秘書官なら、この一文をいれるけれどもなあ。それだけで、世界が日本国を見る目が変わるのである。安倍さんの周囲はそのことがわかっていない。

 まだ誰も起きて来ない。ひとって、こんな時刻まで寝ることができるのだと、ちょっと驚く。私としては、さまざまな鳥の声を聞きながら書いていられるので嬉しいが。雨のせいか、聞くきなれない奴もくる。さっきからはベランダの先で「ビビー、ビー、ビー、ビー」とまったくかわいくなく啼く奴が。不思議なもので、ビーを、必ず3度繰り返すのだ。メスかオスかが、それに反応するのだろうか。
 ベランダの横には浴室の屋根がある。イキがって露天にしたものの、軽井沢の冬にたちまち負けてかけた屋根の一部である。その上に石が転がっていたので驚いた。屋根に乗って、取り上げる。火成岩の、いわゆる軽石だ。噴石に多い。どきどきしはじめた。この場所に石があるのは、誰かが投げたか、浅間山からやってきたとしか考えられない。 
 田中康夫さんの選挙などを手伝っていたときだったら、石くらい平気であるだろうが、いまわざわざ私の家に石を投げ込むひとはいないだろう。同じ投げ込むならば、火炎瓶ではないか。お願いだから、燃やさないでね。私の 唯一の居所だから。
 ということは、近くに新しい火山が出来たのではない限り、浅間から飛んできたのだろう。かなり、距離がある。中規模の噴火でないと、ここまでは来ない。ニュースで気象庁の発表ばかり信じているが、それだけではないのか。あるいは、あの発表のなかのどこかに、ここまで拳よりも少し小さいほどの噴石を飛ばすもが、あったのかと感じた。

 私はずっと昔から、ゴルバチョフというひとが好きで。ロシア人いうのはずっと欧州への憧れがあって、なんとかそこに近づきたいという気持ちがあるのだが、ゴルビーは奇妙にも、東洋に気持ちを寄せていた。とはいえ、沖縄まで見ていたとは驚きだ。
 <ゴルバチョフ氏、翁長知事に追悼文>
 https://ryukyushimpo.jp/news/entry-780274.html
 <東西冷戦終結の立役者で、ノーベル平和賞を受賞したミハイル・ゴルバチョフ元ソ連大統領(87)は10日、琉球新報に対し、死去した翁長雄志知事への追悼文を寄せた。
 追悼文は「彼の活動の基本方針は、平和のための戦いであり、軍事基地拡大への反対と生活環境向上が両輪だった」とした上で「翁長雄志は私たちの中で永久に生き続けます」と結んでいる。
 ゴルバチョフ氏は、ゴルバチョフ財団日本事務所代表の服部年伸氏に対し「翁長氏は、沖縄の代表のみならず日本の政治家の中でもスーパーだ。将来首相でも十分やっていける人物」と評したという。
 翁長知事の死去を悼むゴルバチョフ氏の追悼文
 追悼文は9日付で翁長知事の妻・樹子さん宛て。服部氏は10日、翁長雄志後援会の国吉真太郎会長に追悼文を送付し、託した。>
 おそらく、新聞の方から追悼文を依頼したのだろうが頼む方も頼む方、受ける方も受ける方。東京の大マスコミは少し恥を知った方がいい。

 いやあ、今年も始まりましたか。あの会場の灼熱を遠く思い帰す、軽井沢の朝。
 <コミケ94/に3年ぶりのコスプレ参加 目指すは『コナン』キャラ制覇>
 https://www.oricon.co.jp/news/2117420/full/
 <夏休みの風物詩である『コミックマーケット94』(C94)が10日、東京ビッグサイトで開幕。台風一過の真夏日にも関わらず、たくさんのコスプレイヤーが着飾って参加していた。
 何カ所かあるコスプレエリアの中でも、最もレイヤー&ギャラリーが多かったのが、庭園エリア。その中で見かけたのが、国民的アニメ『名探偵コナン』の登場キャラ・灰原哀。人気声優の林原めぐみによる特徴的な口調と、ツンデレなキャラが相まって非常に人気が高い。王道ながら難しめなキャラを、サラリと楽しんでいたのがレイヤー・るちさん。 「3年ほどコスプレを休んでたんですけど、最近復活して。今日は久しぶりのコスプレです」。そう語るなるちさんが、「コナンのキャラは髪型の表現が難しいので、色んなキャラを制覇したい」と宣言。今後のコスプレに期待したい。>
 え~、この世代ではいちおうオタクであろう私ですが、記事の半分は理解ができない。コミケ、行きたいような、怖いような。コスプレ、昔からしたかったんだよなあ。デスラー総統とか、明らかにアドルフ・ヒトラーをイメージしたキャラ。ナチスの軍服は、とにかく着てみたいのだ。先年、アウシュヴッツまで行ってきたあとで言うのである。     この記事の中で気になったのは、ここだが、どの業界でもそうではあるのだが。
 <今や40年以上の歴史を誇るコミケだが、その出展者ブースを見渡すと意外に大人が多いことに気づく。東方Projectのブースを出展する40代の男女の2人組は、ともに20年以上コミケに参加。「晴海時代からずっと出展している」と、長い出展歴に自信を覗かせる。だが、「仕事で同人活動の時間を作るのが大変」「家族からはこれ以上本を買うなと言われている」と、苦労も多いようだ。
 コミケ歴23年、41歳の男性は、普段は物流関係の仕事をするサラリーマン。「いろんなものを犠牲にはしています。でも好きなことをできるのは嬉しいし、家族も理解してくれている」と、時間がない日々の中でも活動できる喜びを噛み締めていた。>
 自分で抱えていてはだめです。聞いてはいていけさども、私がつくった「少女まんが研究会」は、これまでの伝統を引き継ぐなら、今年も出店するだろう。面白いもので、私はそのサークルを作るときには、先のことなど考えていなかった。けれども、後輩たちが、なんとかやっている。私はかなり、政治についてそこで学んだ。

 この時刻になると、鳥の声がすっかり消えてしまうのである。客人たちは、みんてな寝ている。ひととは、こんなに寝ていても、稼ぎができるのかと、脅すく。狂ったパソコンを殴りながら、なんとか最後まで書いてきた。今日も送れてよかった。いや、いまから送信するのだが。しはらく、こちらの家にひとりでいます。最近、全く食べなくても平気だとわかってきたのでね。
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