2017年6月9日号。<兵庫の全市町村へ爪痕ツアー、いよいよ今日が最終日。馬鹿なことをしたが、知事としての用意は万全>。

  • 日記

 

 3時起床。西脇市。
 最後に書く素敵な居酒屋で気づいたのだが、マネジャーのT-1君のやつれが目立つ。もともとスリムではあるが、げっそりと頬がこけ、身体が薄くなった。「痩せたな」と言うと「当たり前でしょう。何やってるんやと思ってんですか」。その通り。兵庫県の41市町村すべてに爪痕を残すという私のテーマを背負って、三ノ宮の事務所からは地獄の会場とりをやっていた。ようやく達成しそうになって、既報通り、急に断って来るところが相次いだ。いまさら会場はとれない。しかしすべての地域を訪れて人々に語りかけ、現場を見るというのは私が自分で決めた「義」だ。
 そのもとで、とにかく彼は走るしかない。最初のころは、信じがたいお役人仕事で「直接、使用料は事前に払って下さい」のために、先乗りしてそれをやっていた。逆のこともある。あまりに忙しさにみんな忘れて「使用料払ってなかったよ」も(ごめん・笑)。戻って払うのである。会場の断りが出るようになると、街頭ででも「爪痕」「足跡」を残すべく、T-1君は私たちよりも早く斥候に出る。とにかく、ひとが集まる地点、話を聞いてくれる場所を現地踏査で探して来るのだ。

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