- 日記
- <労使交渉、一斉回答を開始/ベア前年割れ相次ぐ>
- <極右、第1党届かず/与党優勢を予想/オランダ下院選/出口調査>
- <皇太子さま、マレーシア訪問へ/4月中旬/国交60周年>
3時起床。
三文とはいえ小説家のはしくれとしては、こういう出来事には微苦笑してしまい、いつかモチーフで使えないかとメモするのである。一昨日であったか。昔から妙にウマがあう女性から電話が来た。メールでなくて電話というところが、このひとっぽい。職業は女優。たまにパーティなどに出る時に「トロフィーワイフ」ならぬ「トロフィーパートナー、しかもその日だけのレンタル」で連れていく。効果は絶大で、私ひとりだと誰も近寄ってこないのに、やたらと名刺を交換したい方々がやってきて、私に渡したあと「ところでそちらの方は?」とみんな必ずやるんだね。おかしくて。
彼女が聞いた。「あなた、すっごく足が小さかったよね」。そもそも出会ったのはある番組のロケだったので、お互いに衣装のことはわかっているのだ。「うん、24半。最近では男ものではないから、レディースはいているよ」「変態か」。ひとこと多い奴なのだ。「それ、貸してくんない?」「なんだよ、お前がはくのか」「ちがう。うちの子が明日、入学式なんだけどスーツにあわせた靴がないのよ。もう買いにいっている時間はないし」。ただ面倒くさいのであろう。そういう性格である。買うなら自分が出かけなくてはいけないが、私から靴をパクるだけなら、子どもをいかせればいいと思っているに違いない。「家の前に置いておくよ」と。オートロックなので、管理人さんには「こういうのが来たから入れてあげて」と言っておいた。
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