2017年3月12日号。<追悼の昨日。さまざまな言の葉。切ないがそれが数知れずに出て来るこの瑞穂の国に住む、これはまた幸せであり、追悼である>。

  • <愛する人、悼む/東日本大震災6年>
  • <JリーグPV/神戸から仙台へ絆のエール>
  • <天声人語/南スーダンの知恵>

 

 4時半起床。
 しみじみと日本国は「言霊の國」であり、日本民族は「言の葉の民」であると感じている。そもそも「言霊」「言葉」という単語そのものが、あまりほかに民族にはないことだ。言語に霊性を感じ、はらはらと舞いおちるように思う美しさはどうであろう。3月11日は私はいちにち、物書きとしてずっとそうした言葉を聞いていた。先に逝った愛しきものへの言辞の美しさ、切なさ。あまたの人々が寄せるそれらの前では、職業として物書きを名乗ることに赤面するほかはない。
 そしてまた、言葉は何よりも遺された人々への慰めとなる。こればかりは言葉で食べていっている私としてはいささかの誇りであり、喜びだ。だからこそ人々は、言葉を探し、拾いだしてきて、逝きし愛するひとに贈り、自らの慰めとするのである。新聞記者のことをいつも私は悪しざまに書く。特に朝日(苦笑)。しかし記者たちの多くが、やはり言葉が好き、文章が好きでこの世界に入ったことを私は知っている。「ジャーナリズム」などというものを振りかざすのはその中で増長してからだ。もともとは文学少年、文学少女だっでしょう、というと、ほとんどの記者は嫌な顔をするのだが(笑)。
 私の天敵の朝日新聞だが、今朝の紙面つくりは良い。あれ?最近、褒めていることが多くなったな。手にとった1面で、社会部、写真部、整理部の気合がみてとれた。やはり記者にとっても「特別な日」なのだ。

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