2016年2月1日号。<ベッキー、ふんばれ>。
2016年2月1日号。<ベッキー、ふんばれ>。 3時半起床。 それでも夜明けがずいぶんと早くなってきた。不思議なもので、日記を書いている時の気持ちも明るくなるのである。昔、オーロラを観に北極圏まで行ったことがある。真っ昼間にようやく地平線がかすかに紅く染まるだけなのである。旅の面白いところは現地にいってようやくハッと気づく場面が時にあることだ。日本にいて教科書で「バイキングが南下して」などと読んでも何のことやらまったくわからなかったが、あの地平線を見た時に「あっ、あの下には光があると感じたのではないか」と悟ったのであった。 日記の文体もだんだんと春になっていくのかも知れない。読者の方はよく読んでくれていて「最近、明るいですね」などというメールが来る。いまでは躁鬱の具合もあるだろうが、季節的なものも関係していたことだろう。軽井沢まで帰ってしまうとあまりブレがなくなる。あの極寒の地だと「