2015年12月13日号。<年末恒例「餃子の王将」社長殺害事件の警察リーク。ご冥福を改めてお祈りします>

2015年12月13日号。<年末恒例「餃子の王将」社長殺害事件の警察リーク。ご冥福を改めてお祈りします>。

 3時半起床。
帰宅して昨夜、崩れるように倒れて、風呂にも入らず飯を食わずに寝て、今朝起きようとして、なかなか身体が持ち上がらない。この一週間は東京と大阪を行ったりきたりして、かなり厳しかったのだとわかる。今日は一日、外に出ずに回復を待とう。来週は遠出はあまり入れていないのですよ。原稿などマジメに書こうと思っている。でっきるかな。ついそうなるとサボっちゃうからな。
土曜日の『あさパラ!』は記念すべき1000回だった。あまたいるゲストの中で選ばれて立ち会わせていただいてありがたい。
<読テレ「あさパラ!」放送1000回に到達>
http://www.news24.jp/articles/2015/12/12/08317228.html
<1996年4月にスタートした読売テレビの情報バラエティー番組「あさパラ!」が12日、放送1000回を達成した。
オープニングでは1000回を祝うくす玉が登場し、司会を務める「ハイヒール」のリンゴ(54)とモモコ(51)、タレントの川合俊一(52)が力を合わせてくす玉を割ると、「祝!放送1000回!まだまだせんかい!」と書かれた垂れ幕が飛び出した。
川合は「まだまだせんかい!って…」と吹き出し、モモコは「番組を始めたころはまだ30代やったけど、もう50代になってしまいました」としみじみ。リンゴは「ここまで番組が続いたのも視聴者の皆さまとスタッフの皆さまのおかげ。ありがとうございます!」と感謝の言葉を述べた。>
私は十数年つきあってきたことになる。メインの3人とほとんど同世代だ。すぐに番組をクビになる私としては、驚異的な長寿出演ではないか。なぜうまく行ってきたかというと、スタッフが勉強熱心なのだ。これは局の上層部にまで至る、関係者の人徳だと思っている。「こんなんやれるかな」とどこかいつも謙虚なところがある。伝説の番組なのに。これがなかなか難しい。少し数字がとれると「おれら、大したもんとちゃう」となってしまって、往々にして私とケンカになる(笑)。まあ、黙って座っていればいいのだが、私は元編集者としてつい初歩的な間違いなどに口を出してしまうので。
『あさパラ!』の打合せでは半分くらい私が喋っている。扱うテーマの背景を知る範囲で説明するのである。スタッフは謙虚にそれを聞いてくれ、あまりにしつこいとリンゴ姐さんがダメ出しを出す。川合俊一さんはカネの臭いがするところだけ介入して来る。これらのコンビネーションが絶妙で、キャスティングの妙と言っていい。いつも「よかったね」と口にしてスタジオを出る番組というのはそうはない。ひとつには生放送だから好きなのです。あとからいろいろといじられることがないからね。
よく街でオバチャンに指差されて、名前も知らないのに「辛口、辛口」と言われるが、それはそういうコメントだけを切り取って使われてきたからだ。だからそうした番組はたいがい辞めた。『あさパラ!』も『ザ・ボイス』も生放送でしょう。これは責任者によほどの覚悟と根性がないとできない(笑)。でも私は絶対に失敗しない自信がある。プロだからである。プロがプロを使ってくれるほど楽しいことはない。
記念すべき1000回のゲストは國定浩一教授、井上公造さん、女性は国生さゆりさんに安東あゆかさん。まあみなさん常連ですね。国生さんは私の世代にとって「女神」だが、ますますお美しい。わあい。
http://on.fb.me/1Rhio3x
子どもか。お美しいだけではなく舌鋒も鋭いのである。打合せの段階で、もう全員が凍りついた。
<国生、喜多嶋舞の「過去、知ってる」>
http://www.daily.co.jp/newsflash/gossip/2015/12/12/0008641316.shtml
<タレントの国生さゆり(48)が12日、読売テレビ系で放送された情報番組「あさパラ!2時間スペシャル」に出演し、俳優の大沢樹生(46)との間に生まれた息子をめぐるDNA鑑定騒動の渦中にある喜多嶋舞(43)の「過去」を「知ってる」と発言した。>
まさか本番で言うとは思わなかったけれども、打合せの段階ではそんなものではなく「場が凍りついた」のである。おっと、きれいな表現をしちまったぜ。「場が『おおっとなった』」のである。
<国生は「でも、わたし知ってるんですよね」と思わせぶりにポツリ。続けて「うわさだけど、知らんけど」と前置きしながら「(他の男性との交際を)聞いたことあるよ」とたたみかけた。>
ただし「どのひとの子かはわからない」(爆笑)。「本人もわからないのではないか」と私がつっこんだのは、この日記だけの秘密ね。まあ、そんなこんなの1000回スペシャルでした。おめでとう。

 週刊誌記者の時になんとなく感じていたのだが「警察発表」って「記念日」が好きなんだよね。クラブ活動で仲良しになっている記者が(『週刊文春』は入れてもらえませんでした)それとなくつつくのかね。「2周年」にこういう記事が出て来るということを、普通の方はまず気づかないだろう。この日記を長らく読んで下さったあなたや、あなただけの特権です。明日、会社や学校で自慢していいですよ(笑)。
<王将社長射殺、九州拠点の組員関与か 遺留品DNA一致>
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG12H6P_S5A211C1CC1000/
<「餃子の王将」を展開する王将フードサービス(京都市山科区)の社長だった大東隆行さん(当時72)が2013年12月に本社前の駐車場で射殺された事件で、現場近くから遺留品が見つかり、検出されたDNA型が九州に拠点を置く暴力団組員の男と一致したことが12日、捜査関係者への取材で分かった。>
そろそろ、税金を使ってちゃんと仕事をしているよ、と何かを出さなくてはいけないと思ったのかな。そんなこと気にしていないから、誠実に捜査を続けてくれたらいいのに。まあ、これは2年ぶりに出てきた情報である。1周年ごろに当たる去年の12月16日に私はこの日記でどう書いていたか。
<「王将事件探偵」をこの場でやってきた私だが、ひとつだけ書かなかったことがあることをお詫びしたい。書くことを自粛していたのだ。しかし、今回、大マスコミが書き立てたことで「解禁」することにしよう。クラブの方々の情報の取り方と、元週刊誌記者のそれとがいかに違うかを知ってもらう意味でも(苦笑)。
事件から数ヶ月たったころだろうか。ある筋を通じて京都府警から私に接触があった。「会って話をうかがいたい」というのである。危ない人生を歩んできた私だが、府警に睨まれるような覚えはない。はて、と首をひねりながら大阪市内のホテルで面会した。王将事件の捜査本部の二人の刑事だった。
なんと私がここで書いてきたことに重大な関心を持っていたのである。「あらゆる筋をツブしてみたんやけど、どうも何も出てこん。センセイが書いておられることがいちばん可能性があるんやないかということで」。どこから情報を得ているのかなどと聞かれた。いや、特にルートがあるわけではなく、これまでの北朝鮮関連の情報の蓄積や、インテリジェンスを読み解いてきた経験から出した結論だと申し上げた。
この時、私は既に警察がバイクを押さえており、防犯カメラなどの情報を分析していることを聞いている。しかし約束もあり書くわけにはいかなかった。今回、また私だけが知ることでリンクがひとつ繋がった。なるほどね。「九州の極道」がキーワードだ。私がもらった名刺はマル暴担当だったのである。そのころから今回大マスコミが書いた線を追っていたんだな。犯人は関空ではなく、福岡空港あたりから脱出した可能性があるね。>
もう解禁でいいでしょう。これでも私は週刊誌記者時代から、けっこう律儀で、捜査に迷惑をかけるようなことはしないと決め手いる。だが、みなさんが読まされている大マスコミの記事というのはこういうことだ。1年捜査しても何も出て来ずに「じゃあ、記者にでも話すか」となったのだろう。なんで「記念日」にやるのかというのは謎であるが(笑)。いい大学を出ていい大マスコミに入られた方々は、だいたいこういう手の上で踊っておられるのである。
最初に書いた通り「実行犯は誰か」「王将とつながる動機は何か」はまだわからない。しかし手引きをした極道が九州にいたというのは、間違いないでしょうね。もっと深読みすると山口組の分裂をきっかけとして極道の壊滅に本気で警察が出て行くならば、これはひとつの道具かも知れない。福岡県警本部長は灘校の同級生の吉田尚正君だ。2周年に近い日にこれをリークした以上、事件そのものになにか「ノビ」があるのではないかと期待しておこう。吉田君、決してプレッシャーではないからね(笑)。極道退治、本当によく頑張っているよ。

 これは、ニワトリが先かタマゴが先かという話ではないかな。大マスコミはビビッて書かないのでまあ私なりに分析をしておこうと思う。
<所得低いほど栄養バランスよい食事取れず>
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20151213/k10010339431000.html
<所得が低い人ほど、コメやパンなど穀類の摂取量が増える一方で、野菜や肉の摂取量が少なく、栄養バランスのよい食事が取れていないことが、厚生労働省の調査で分かりました。厚生労働省は、国民の健康状態などについて、毎年調査を行っていて、去年は、回答を得られた3600世帯余りについて結果を分析しました。それによりますと、コメやパンなど穀類の1日の摂取量は、所得が200万円未満の世帯では、男性は535グラム、女性は372グラムと、所得が600万円以上の世帯より20グラムから40グラム多くなっていました。
一方、野菜の摂取量は、所得が200万円未満の世帯では、男性は253グラム、女性は271グラムと、所得が600万円以上の世帯より40グラムから70グラム少なくなっていました。所得の低い人は肉の摂取量も少なく、所得が低い人ほど栄養バランスのよい食事が取れていないことが分かりました。>
<栄養バランスよい食事取れず>な家庭に育ったからこそ所得が少ない人生になっているとも考えられるんじゃないかい。厚生労働省はしょうもない調査をせずに…いやまあ調査はいいか。分析があんたがたが育ってきた上から目線なんだよ。「かくあるべき家庭」を前提としている。私などどうなのか。天涯孤独で今朝も昨夜にファミマで買ってきたエサを口にしている。その時は「おお、前夜に準備するなんて、私もずいぶんと賢くなったなあ」と感動した。アホである。確実に栄養バランスは崩れているが、それは所得で補えるものではない。環境だ。調べるべきは「配偶者がいない初老男性」ではないの(笑)。これをちゃんとフォローすると、医療費はずいぶんと節約できると思うよ。

 特に、女性の読者のみなさん。こういう記事には興味を持って下さい。
<サウジ、女性初参加の地方議会選実施>
http://www.nikkei.com/article/DGXLASGM12H37_S5A211C1000000/
カネとアブラと軍隊を持っているから甘やかされている、私から言わせれば、ひょっとすると北朝鮮よりもひどい最低の国です。女性の人権など何も存在しない。NHKのインタビューに応じている女性はすべて流暢な英語を話していた。メディアコントロールがどうされているかということだ。

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