2014年1月19日号。<雪の中、センター試験へ向かう子どもたちよ。「就職」なんて考えて進路を選ぶんじゃないよ>。

2014年1月19日号。<雪の中、センター試験へ向かう子どもたちよ。「就職」なんて考えて進路を選ぶんじゃないよ>。  4時起床。  豊中市での講演を終えて帰京し、郵便物のチェックのために仕事場に寄った。水色の封筒があった。裏返してみるが、差出人がない。私の仕事場の住所はマスコミ電話帳その他に頼んでもいないのに掲載されているので、まあいろいろなモノが来る。電波が飛んでいて宇宙人に命じられた方がカミソリを送ってくることも、ままあるのである。差出人がない封筒というのはちょっと鬼門なのだ。  しかし私は手書きで書かれた宛て名の字の美しさを見て、迷わずにあけたのである。中から出てきたペーパーの質と重さ、美しい三つ折りの畳み方、そして読む前にまずそこに記された活字の印字のフォントのバランス、たたずまいに、これはただものではないと感じた。活字の世界で生きてきた人間が持つ、ある種のカンと言っていい。  手

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