2013年10月2日号。<最高司令官が「今」と増税を決めたのならば、もはや後退せずに「前へ!」の、突撃ならぬ「共働」を私たちはしようではないか。みんなの明日のために>。

2013年10月2日号。<最高司令官が「今」と増税を決めたのならば、もはや後退せずに「前へ!」の、突撃ならぬ「共働」を私たちはしようではないか。みんなの明日のために>。  3時半起床。小倉。  宿の窓の外、夜明け前は、製鉄所の高炉や煙突の灯火がせわしなく明滅していた。明るくなって眼下に洞海湾を見て、そんな場所で夜を過ごしたことを知るのである。  こうべを巡らすと、かつて産炭地であった地域が広がっている。ここの石炭が、八幡で鉄を生んだ。その鉄で造った軍艦や大砲が、大日本帝国を列強にまで押し上げたのである。まさに日本の近代史を私は朝から目の当たりにすることができたのであった。  いまは新日本製鉄となった八幡製鉄所は今日も煙をあげている。世界遺産への登録申請は、私も目からウロコであった。なるほど、ピラミッドやマチュピチュがその時にインフレーション的に発達した人類史上のひとつの「奇跡」といえる文明

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