2012年9月30日号。<いちどだけ会った城島健司選手の少年のような破顔を思い出す、進退の潔さよ>。
2012年9月30日号。<いちどだけ会った城島健司選手の少年のような破顔を思い出す、進退の潔さよ>。 4時起床。台風の足音が聞こえる東京は、しかしまだ薄水色の空に絹雲が筋を描いている。 先日の「勧進帳」の後遺症は意外なカタチでやってぎた。「パソコン回復おめでとうございます。誤字脱字も復活しましたね」。さすがは私の読者の方々である。お祝いのメールにも皮肉をちゃんと忘れない。 そうなんですよ。迂闊屋はウカツなようでいながら実は緻密だ。これだけのシステムを破綻なく長年にわたって運用している「理系」なのだからまあ当たり前である。ときどき訪れる配信の危機も、もうおわかりのようにすべて「わたし側のせい」なのだ。 だから迂闊屋どもはそもそも誤字脱字などしない上に、万一やらかしたら「言語暴力装置」である私にどう罵倒されるかわからない。だから何度も校閲して流したらしい。 私が自分で打つようになって、