2011年12月24日号。<年の瀬のどさくさにまぎれて「嘘つきども」が私たちの財布に手を突っ込んでくる>。

 2011年12月24日号。<年の瀬のどさくさにまぎれて「嘘つきども」が私たちの財布に手を突っ込んでくる>。  3時起床。大阪。  まだまだ夜明けまで時間がある街に、新聞を買いに出る。昨夜の華やぎの残滓がどこかに流れている。耶蘇教祖聖誕前夜祭(くどい・笑)は今夜だが、土曜日で休日だ。そのため昨夜に祝った人々が多いらしく、定宿のロビーは人であふれ返っていた。最悪の年であったにもかかわらず笑顔の花がそここに咲く。私は耶蘇教徒ではないが、こういう夜があるのはいいことだと微笑ましくなる。  ホテルの前で面白いものを見た。軽自動車が何台か停まり、中で若い男がそれぞれひとりで所在なげに携帯をいじったりしているのである。現役風俗ライターとしてはピンと来たが頭のどこかで「まさかなあ」とも。  しかしどう考えてもデリヘルの送迎なんですよね。カップルでロビーが埋めつくされている夜に、このレベルのホテルにおね~

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