2011年11月28日号。<橋下徹が危ないのではない。橋下徹を生み出す民衆が怖いのだ。まさか私がこういうことを言う時代が来るとはなあ>。

 2011年11月28日号。<橋下徹が危ないのではない。橋下徹を生み出す民衆が怖いのだ。まさか私がこういうことを言う時代が来るとはなあ>。  3時起床。  これが北杜夫さんが愛した信州だと思った。いい季節に長野市まで行ってこられた。  目の前の山々はもう錦繍の終わりである。そしてその後ろに白皚々の山々が聳えているのである。ひとつの空間の中にいくつもの季節がある。これが山国に棲む醍醐味だ。  ホールに立ち見が出るほどの大勢の方にちょっとした話とサイン会に来ていただけた。ありがとうございます。  信州なので、私の母方のルーツの話をした。田中康夫さんが知事だったころによく言われていたように信州は「イタリア」である。まもなく県の負債が破綻しそうなところまで似ている(笑)。ひとつひとつの地域がそれぞれ「国」なんですね。だから他県で生まれ故郷の話をするのはいいが、信州の中でそこの別の地域の話をするとむ

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