2011年10月27日号。<師にお別れを告げた夜>。

 2011年10月27日号。<師にお別れを告げた夜>。  4時起床。  今日は番組も講演もない。ジムに行く予定だったが、やめた。ひとつにはあまりに立ったままの仕事をさせられすぎて脚の具合が良くないからだが、目が腫れてしまってほとんどあかないのである。瞼のふちがまっかになっている。  馬鹿だなあ、と思う。いわゆる「泣き腫らす」という奴ですね。北杜夫さんの逝去について、もうどこかからは悲しくて泣いているのではないのである。ただ、目覚めて起きると自然現象のように涙が出てしまって、どうしようもない。『スッキリ!!』でとりあげた富士宮の湧水騒ぎのようなものだ。  そういうわけで今日は外に出ずに『天国のいちばん底』を書いていようと思う。いつもよりも(いつもなんですが)より魂を込めて書こうと思う。  それにしても。私はありがたい読者に恵まれている。膨大なメールを頂戴した。  ある方は図書館で見つけた『船

:::::::::::
この続きをお読みいただくためには、ログインが必要になります。既存ユーザーの方はID(ご登録時のID)とメールアドレスをご入力ください。
既存ユーザーの方でログイン出来ない場合はこちらをご覧ください。
新規のご登録はこちらからどうぞ。