2010年8月12日号。<日航機事故から四半世紀。今の私の人生のちょうど真ん中があの時であったと識る8月12日>。

 2010年8月12日号。<日航機事故から四半世紀。今の私の人生のちょうど真ん中があの時であったと識る8月12日>。  4時半起床。  また8月12日が巡ってきた。  日航123便の墜落から25年。ついに四半世紀がたったわけである。  四半世紀という言葉と今日のような空から鮮烈に思い出すひとつの光景がある。昭和45年の終戦の日。朝、父がひらく新聞の一面の大見出しが「終戦から四半世紀」だった。私は当時9歳。まだそのことが意味するものがよくわからずに、だからもっと史書や戦記を読もうと思ったことを覚えている。  考えてみれば私が生まれた時はまだ終戦から15年しかたっていなかったのだ。その間に日本国は劇的な再起をし、私は少なくとも飢えることはなかった。  それに比べてここのところの15年を思って見たまえ。私たちは立ち直るということの方法すら忘れたように思われる。そして、歳月の早いことよ。これは私が

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