2008年3月30日号。<3月30日の日曜日「フランシーヌの場合」から読み解く、あの頃と変わったこと変わっていないこと>。

 2008年3月30日号。<3月30日の日曜日「フランシーヌの場合」から読み解く、あの頃と変わったこと変わっていないこと>。  4時半起床。  今日は3月30日の日曜日。  このフレースで何かが心の奥底でざわざわとする方は、おそらく私よりも年上だろう。一昨日、昨日と大阪と東京を行ったり来たりしながら、テレビ局の現場のスタッフなどになげかけてみたが、ほとんどの人はキョトンとしていた。「あの時代は何だったのか」や「あの時代から私たちは何かを学んだのか」を考えるために、久しぶりの「3月30日の日曜日」について、せっかくの日曜日だ、触れてみようと思う。  フランシーヌ・ルコントは、30歳のフランス人女性だ。69年の3月30日、パリでシンナーをかぶって焼身自殺をした。  場所はベトナム戦争を巡って行われていたパリ拡大会議の会場近くであり、ビアフラ内戦に関する新聞記事を持っていたことから、そうした出来

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