2007年11月10日号。<なんとか偽装を隠蔽しようとする吉兆だが新たな嘘発覚は王国崩壊の凶兆か>。
2007年11月10日号。<なんとか偽装を隠蔽しようとする吉兆だが新たな嘘発覚は王国崩壊の凶兆か>。 5時起床。帝都秋霖。一壺を抱いてしみじみと本を読みたくなるような週末である。 料亭と呼ばれるところには文藝春秋にいたころにはたまに行った。作家の対談や、政治家からの聞き取りの場所として使われたからである。 請求書は経理に回るのだが、おおよそどのくらい払っているのかはわかった。馬鹿じゃないかと思った。食い物が旨いと思ったことがない。 そんな体験があるから、話を聞かれる側になっても場所を料亭にしましょうかと言われると断って、ホテルの部屋などにしてもらうことにしている。 ただし地方はその限りではない。その地方の文化の華といったものが、料亭には凝縮されて保たれていることがあるからだ。人々の誇りが、それを続けさせているのだろう。そうした店は凛としている。 私が知る限り、いまの吉兆にはそ