2018年3月8日号。<花粉症。とうとう「避粉ツアー」まで売り出された驚愕。だったら私のように治すといいってば。必ずできる>。

  • <だめだ、もう花粉が/週末だけでも花粉がない「避粉の旅」人気エリア>
  • <塩野義製薬 インフルエンザ薬「ゾフルーザ」3月14日にも発売へ/申請からわずか5カ月/中医協が薬価了承>
  • <新燃岳火口内に溶岩ドーム/円形に盛り上がる>

 

 3時起床。都心は雨模様。
 目覚めて雨の音が聞こえると憂鬱になるのが普通だろう。特に、通勤をしなくてはならない向きは。私はあまりそういう人生を送ってきたが、仕事のことを考えると同じであった。カメラも手にもったメモとペンも、雨にはまことに弱いのである。その両方をやる貧乏職だったので、つまり、傘を持つ手がないわけだ。けれども一方で「やったあ」と感じた。
 この喜びは「仕事がたいへんだな」をはるかに上回った。「今日は花粉が飛ばない」。そもそも花粉症の発作が始まると、仕事どころではないのだ。当時のフィルムカメラには手振れ防止機能などついていないので、くしゃみをするたびにその一枚はダメになる。今朝は「そんなことがあったなあ」と苦笑しながら雨音を聞いている。

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