2015年5月5日号。<休みだからこそニュースをつなげてみて「大噴火時代」に自分たちがいることを確認しませんか>。
2015年5月5日号。<休みだからこそニュースをつなげてみて「大噴火時代」に自分たちがいることを確認しませんか>。 3時半起床。東京。 いつもの散歩の時刻に空がしらじらと明けて来る。この季節ならではのものである。軽井沢の陋屋から帰京したが、この時刻の空気は都心でもあちらとあまりかわらない。休日が続いているということで、人の姿がないせいもあるだろう。 とはいえ今朝の風はまるで秋のようなのである。冷たいといっていい。こういう時に私はいつもどこでこんな雰囲気を感じたかと自然に思い出してしまう。東欧だ。ベルリンの壁が崩れた直後の東欧。夏であったのに、風が寒々としていた。それはただの気温だけではなく、これから人々が向かう運命への不安も含んだものであったのかなと、今となっては思うのである。物理的には、やはり生産活動そのものが乏しかったからであろう。「都会が持つ熱」が明らかに低かった。それはそれで