2013年11月11日号。<フィリピンに、奄美に。私が愛する地へ、想いひろがる今朝>。

2013年11月11日号。<フィリピンに、奄美に。私が愛する地へ、想いひろがる今朝>。  2時半起床。  気象もいちおう地学屋の分野だし、弟は灘校地学部気象班の「中興の祖」という「地学兄弟」なので、どうしても気象図は普通の人よりも見てしまう。見ていて「これは歴史的な現象だなあ」とは思っていた。こういう時の地学屋はある意味で残酷で「もっと低くならないかなあ」くらいは、思っているのである。台風30号だ。  900ヘクトパスカル(私たち的な世代では「ミリバール」と言ってもらった方がいいのだが)を切る台風を久しぶりに見た。最大瞬間風速は一時は90メートルと表示された。沖縄の古老から聞いた話では40メートルを超えるとだいたい「子どもは飛ぶ」そうだ。  まあ、それはわかりやすい話だが、地学屋がまず考えるのは純粋に気圧低下による海面の上昇である。いわゆる「高潮」ですね。津波が普通の波ではないことは先の大

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