2013年6月22日号付録。<週報『迂闊屋』20130622号>
週報『迂闊屋』20130622号
0. 目次
1. ご挨拶 / 2. お知らせ / 3. ウカツな日々。
1. ごあいさつ
いつもありがとうございます。
『勝谷誠彦の××な日々。』をご愛読の皆さま、はじめまして。
今号より週報『迂闊屋』を担当させて頂きます、東良美季と申します。
今後もこれまで通り、週に一度をめどに、スタッフからのお知らせを含めお届けして参ります。
なにとぞよろしくお願い致します。
2. お知らせ
■公益社団法人鹿児島青年会議所 6月公開例会
「本音で語る。日本と世界の未来。」
情報の核心を見抜き、本当のことは何なのか自らの考えで判断し行動できる自立
した人となることを目指して、コラムニスト・勝谷 誠彦氏に私たちはこれから何をやるべきか語っていただきます。
・開催日時:6月25日(火) 受付 18:00 / 開演 19:00
・開催場所:城山観光ホテル3F サファイアホール飛鳥
・講師:勝谷 誠彦氏
コラムニスト。兵庫県出身。文藝春秋社の記者として国内外の事件や戦争報道を多数手がけ、独立。
現在はコラムニストや写真家として「SPA!」の巻頭コラムを始め、雑誌・小説・TV出演など精力的に活躍中。
・要申し込み
・詳細HP http://www.kagoshimajc.org/2013/06reikai/index.php
・お問合せ accept_entry@kagoshimajc.org
3. ウカツな日々。
×月×日 「カツヤの青春物語」四ッ谷『酒肴 味』にて
http://tabelog.com/tokyo/A1309/A130902/13041601/
「で、結局この『ウカツな日々。』はトーラさんが書くことになったんだよね?」
──そうです。よろしくお願いします。
「第1回の今号は何を書くの。とりあえずトーラさんの自己紹介でもしておきます?」
──まあ、それも含めて僕とカツヤさんの出会いから始めてみようかなと。
「正確には『すれ違い』だけどね」
──本当の出会いについてはカツヤさんが解説を書いてくださっている、拙著『猫の神様』(講談社文庫)のあとがきをお読みください。
http://amzn.to/Qj6PLa
「さりげなく宣伝しましたね(笑)」
──すみません、あまり売れてないみたいなんで(涙)。で、そのすれ違いの話なんですが、昔々、僕が白夜書房という出版社で『ボディプレス』という雑誌を作っていた時、『元気マガジン』という風俗情報誌があって、カツヤさんはライターとしてそこに出入りしていた。知り合ってはいないんだけど、隣の机だったから、絶対に顔は合わせてるはずなんですね。
「1984年くらいでしょう、本当に大昔だ(笑)。私はまだ早稲田の学生だった」
──それをお聞きしたかったんですよ。カツヤさんは三尋狂人(みひろ・くると)というペンネームで、その業界では既に有名人だった。学生のアルバイト気分ではなかったですよね。
「うん。最初からプロのライターという意識だった。名刺作りましたから。当時は名刺も高くてね。だから本気でお金を稼ごうと思ったし、実際に儲かってましたから」
──でも早稲田入学当初は、平岡篤頼先生に師事して真面目に文学を志していたんでしょう?
「先生には申し訳ないけど、一瞬にして吹き飛びました(笑)。だってそうでしょう、19才ですよ。原稿書いてお金をもらえて、しかも風俗ライターだからキレイなオネエチャンたちともお近づきになれる。最高の商売だと思った」
──大学に入ってすぐプロのライターになろうと思ったんですか。
「そうです。4月に入学して、5月か6月には始めてた。というのは日記にも書いてるけど僕は子供の頃から学習障害児だったでしょう? 教室で前向いて座ってることが出来ない、先生の話が耳に入らない。だから灘でも落ちこぼれだったわけだけど、ところが大学生になったら社会的にも不適合だということが判ってきた。アルバイトを色々と始めるんだけれども、人間関係が構築出来ないわけ」
──バイトは何をやったんですか?
「色々やりましたよ。だけど全部ダメ。続かないんだ。家庭教師なんて3日保たないんだから。生徒のデキが悪いと『何ンでこんなバカをこの俺様が教えなきゃならない!』って思っちゃう(笑)」
──教えられる方も災難だな(涙)。だけど風俗ライターなら出来たと。
「そうそう、他に唯一続いたのがいわゆるガテン系の肉体労働ですよ。トーラさんも判ると思うけど、ライターもしょせんは肉体労働じゃないですか。だから出来た。その辺は今も全然変わってないですね。毎朝日記を配信するなんて体力勝負以外の何物でもないから・・・ところでこういう話がずっと続くの?」
──まあ、しばらくは続けますが、いつまでもオジサン二人の昔話をしてもナニなので、読者の皆さんから質問を募集しようかと。
「質問?」
──ええ、カツヤさんに対しての質問・疑問・ご意見、それに答えて頂くと。人生相談なんてのもイイですね。
「人生相談! あんまり他人の人生には興味ないんだけどなあ」
──まあまあ、そうおっしゃらずに。今東光和尚には『極道辻説法』があり、開高健さんには『風に訊け』という名著があります。文豪が必ず通る道ですから。
「うーん」
というワケで読者の皆さんの「質問・疑問・ご意見」お待ちしております。
ukatsu@katsuyamasahiko.jp
までどうぞ。
今号は、以上です。最後までお付き合いありがとうございました。
また次号でお会いしましょう。
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