2013年4月14日号。<朝日新聞『声』欄。老電気技術者が基本中の基本を引いて指摘する「東電の嘘」の迫力>。
2013年4月14日号。<朝日新聞『声』欄。老電気技術者が基本中の基本を引いて指摘する「東電の嘘」の迫力>。 3時半起床。 淡路島の地震で被害に会われた方々に心からお見舞い申し上げたい。 やはり東京から見ている現地というのはどうしても「他人事」になってしまうと反省した。読者の方々から寄せられたメールを読んでいると、大マスコミがとりあげないような「被害」は無数にあるということがよくわかった。そのことを業界にいた私は知悉しているはずなのだが、それでも新聞やテレビの報道に引っ張られていたのだと悔やまれた。 たとえば学校の先生からはこんなお便りをいただいた。入学式では御存知のように、壇上に美しい花を飾る。おそらく年に何回かそういう時だけに持ちだされる高価な花瓶が使われるだろう。式を終えてまだそのまま置かれていたそれが、倒れて割れてしまったのだという。安いものではないし、学校としては代々受