2012年11月14日号。<デフレも相次ぐ大マスコミの失敗も「タフさの欠如」に原因のひとつがあるのではないか>。
2012年11月14日号。<デフレも相次ぐ大マスコミの失敗も「タフさの欠如」に原因のひとつがあるのではないか>。 4時起床。 世界中の都市を歩いていると「街の貌」には意外なものが大きな影響を与えているのがよくわかる。 建造物というのはもちろん代表的ではあるが、日々暮らしている街にあっては思ったほど記憶の中に畳まれていない。よほど意味のあるそれならばともかく、毎日のように通っていた道で、ある日一カ所がぽっかりと更地になっていても、そこにどんな建物があったかすぐには思い出せないものだ。 実は存在感があるのが「看板」なのだ。私の場合、異国に来たな、という感慨は看板の文字から最初に受けることが多い。アラビア文字やハングルなどだと尚更だ。 日本の小さな地方都市の駅前の相貌が醜悪なのは、いつも言っているように高利貸しとパチンコ屋の看板が埋めつくしているからである。こんな下品な国はない。 看