2012年9月27日号。<拉致犯罪解決にあまり時間が残されていないいま「最強の男」がやがて首相になる幸運>。

2012年9月27日号。<拉致犯罪解決にあまり時間が残されていないいま「最強の男」がやがて首相になる幸運>。  3時半起床。  安倍晋三さんが自民党総裁に選ばれた。次の総選挙を経て、総理大臣になる可能性が極めて高い。  なぜか知遇を得ることになった私としては、まことに嬉しいというほかはない。  14時半少し前、私は手に汗を握ってテレビを見つめていた。最初の投票で石原伸晃幹事長に勝ったのでホッとしたが、議員票では負けている。決選投票に持ち込めば安倍さん有利と言われていたが、これはわからないぞと不安になった。派閥の長老議員たちの締めつけがかなりきいていそうだからだ。  石破茂さんと安倍さんはどちらも「脱長老」を唱えている。しかし石破さんは若手議員にそう人気があるわけではない。一方で元総理総裁の安倍さんは「半長老」とも言える存在だ。となれば、与しやすい石破さんへの投票を長老たちが命ずるのではない

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